腹巻の効用

腹巻が冷えを防ぎ免疫力低下を防ぐ

東洋医学では、昔から冷えは万病のもとといい、体が冷えるのは良くないこととされています。

冷えが進むと、肩こり、腰痛、めまい、貧血を起したり、不眠やイライラ、下痢や便秘、腹痛などのさまざまな不快症状があらわれ、女性のひどい生理不順や生理痛なども、実は冷えが原因であることが多いのです。

こうした不快症状を解決するには、それぞれの症状に対応するのではなく、根本原因である冷えをとることが大事なのです。

冷えをとるには体質を改善しなければならず、簡単にはいきませんが、冷えを防ぐことは簡単なのです。

その一つが、腹巻をつけることで、足先が寒いときに靴下をはくのと同じなのですが、手足は冷たいとすぐわかりますが、お腹の冷えは実感しない人が多いものです。

その上、お腹が表面積が大きくて汗が出やすく、あまり動かさない部位なので、ただでさえ冷えやすいのです。

このため気がつかないうちにすっかりお腹が冷え込んでしまい、それが原因で体の不調を起すことがよくあります。

東洋医学では、初診の患者さんには、診断法の一つとして腹心も行います。

人体で生命の流れが集中するのは、おへそを中心としたお腹であり、丹田(たんでん)という大事なツボがあるのもお腹です。

お腹を触診することで内臓や血管の調子で、ひいては体の調子がわかります。
お腹は、いわば健康のバロメーターといって良いでしょう。


 

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