睡眠と白血球

睡眠中に骨髄で白血球をつくる

体には異物や外部からの侵入者を見分け、排除する免疫監視機能があり、その働きをする一つに骨髄で作られる白血球があります。

もし骨髄の機能が低下し、白血球が十分に血液中に送り出されないと、異物や侵入者は体の中で悪さをします。

細菌やウイルスは外部からの侵入者であり、ガンも異物の一つです。

ガンは体内の細胞が突然変異して増殖する病気ですが、十分な免疫があれば、白血球ができたてのガン細胞を撃退してくれます。

骨髄が生き生きしていれば、ガンを予防することができるのです。

その免疫力を高める有効な方法は、1日に8時間寝ることで、完全に眠らなくても、8時間横になって骨休めをすることが大切です。

人間は2足歩行しており、頭だけでも約5キロの重さがあり、それを支える背骨には、大変な負担がかかります。

白血球は、背骨の中にある骨髄で作られますが、横になって骨休めの状態に入らなければ、骨髄は白血球を作れないのです。

さらに骨髄を活性化させるには、きれいな酸素が必要で、空気中には目に見えない無数のばい菌やウイルス、ほこり、ちりが飛び散っていますので、この汚れを肺にまでいれないように、鼻呼吸で眠るようにすることが大切です。

鼻は口より入口が狭く、その壁には雑菌を付着させ、体内への侵入を防ぐ働きがあります。

鼻呼吸をするにはまず、低いやわらかい枕で、まっすぐ上を向いて寝ることがポイントで、枕が高いと気道が圧迫され、舌根が沈み、喉が狭くなり、鼻咽喉が閉塞し、息が苦しくなり、自然に口呼吸になってしまうのです。

横向きやうつぶせで寝ると、下向きの鼻孔がうっ血してふさがり、口呼吸になってしまいます。

眠っている間に寝返りを打って、横を向いたりしないように、布団に入る前に30回、3分かけてゆっくりと、ゆったりした呼吸をしながら左右に寝返りをうっておくと、体が心地よく疲れて、睡眠中の寝返りを必要としなくなります。

正しい呼吸と眠り方を実践し、さらに栄養バランスのとれた食事をすれば、ガンやその他の病気も防いでくれるでしょう。


 

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