なつめ

なつめの成分

漢方医学では、なつめは血液に栄養を与え、「気」に良い効果があり、脾臓と胃を元気にする作用があるといわれています。

また、栄養不良、貧血、めまい、不眠症、白血球や血小板の減少、慢性肝臓病、喘息、アレルギーの治療に効果的とされています。

なつめは、優れた栄養分と薬用効果があることから、漢方医でなつめを使わない人はいないといっていいほど、頻繁に使われています。



確認されているなつめの効能

  • なつめは筋肉を増強し、白血球の生成を促進することで体質を改善し、免疫力を高めます。
    また、美容、抗老衰にも期待できます。
  • なつめに含まれる多糖は、Tリンパ球を増やし、免疫力を高めます。
  • なつめに含まれるビタミンCは、リンゴの100倍で、ビタミンPの含有量は果物でトップクラスです。
    ビタミンPは、血液の循環を良くし、脾臓、胃を丈夫にする強い効果があり、貧血、血小板の減少による皮下出血の治療に役立ちます。
  • なつめは、アレルギー反応を抑止する作用を持ち、中枢神経を鎮めて肝臓を保護し、コレステロール値を下げる効果もあります。
  • なつめは、がん細胞の正常細胞への転化を助けるため、抗がん効果が期待できます。
  • なつめに含まれるペクチンやタンニンは、冠動脈硬化による心臓病に効果があります。